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社費留学の選考は公平であるはずがない

今回私がお伝えしたいポイントは、社費留学は自分の力が及ばない外的な影響を受けますが、本気で海外留学を実現したいのなら、そんな影響を吹き飛ばすくらい圧倒的に自分でやれることは全てやり尽くせ!というものです。社費留学の選考で及ぼされる外的要因は3つ。

(1)現在の業務×人事
今の業務、プロジェクトが会社の経営に大きな影響を与える仕事に従事している場合に、社内ではその人物を海外留学に出さないという力が働くことは自然です。また、大企業の人事はパズルのようなものであり、水ものです。仮に大きな仕事やプロジェクトに従事していなくとも、後任がいない、替えがきかないなどの理由で社費留学が後回しにされることもよくあることだと思います。

そもそも論ですが、会社のお金で留学に行くわけですから、会社の都合で社費留学の合否が左右されることは当たり前であると割り切った方がいいです。私は割り切れずに、「なんで2回目も社費留学が不合格なの?」という不満を抱いていましたが、不平を言うのは筋違いであったと今更ながら気づきました笑。個人のために会社組織が存在しているわけではありませんし、サラリーマンである以上、組織のために個人がいるという現実を自覚することからスタートすべきであったと思います。

ちなみに、後に発覚したのですが、2回目に社費留学の選考にエントリーした際は、私の上職の人が「今は出さない」というストップをかけていたことが分かりました。当時は新たなポジションに着任して1年も経過していなかったためとストップがかかったのではと推察していますが、詳しい事情までは把握できませんでした。この事実を知った時は腹立たしい気持ちもありましたが、よくよく考えれば社費留学なのだから当然と言えば当然かぁ、と今となっては納得できる部分もあります。

(2)会社の経営状態、方針
まず大前提として、経営状態についてですが会社の経営が安定、好調でないと社費留学を実施することは到底できないと思います。また、海外ビジネスに舵を切っていて、世界を見据えたグローバル人材の育成などに重きを置く方針である場合は間違いなく社費留学の追い風になるでしょう。

私が幸運だったのは、最後のチャンスだと思って臨んだ3回目の社費選考の際に、ちょうど会社も海外ビジネスに重きを置き始めた時期であったことから、合格者の人数が拡大されたのです。これは引き寄せの法則であるかのように幸運でした。

(3)会社からの評価
社費留学の選考は皆が一列に並んでよーいドンという平等な世界ではないと思っています。相対的に自分より学歴が上の人、社内評価が高い人がいれば、当然同率で並んだ際には上位の人たちが優先されることになるでしょう。私が試験官でもそうします。また、社内政治も深く関わってくることもあります。例えば、誤解を恐れずに言うと昨年は女性の社費留学がゼロだったから今年は数名女性も入れようとか、〇〇部署からばかり留学に行っているから〇〇部からも合格者を出そうなど、何かしらの調整や全体最適が図られるものであることも、組織上やむを得ないこととなります。

以上から、何を言いたいのかというと「諦めろ」ってことではありません。これらの外的要素をぶっ飛ばすくらい圧倒的に努力し、行動すべし!!ということです。

当時の自分も含めてですが、自分でやれることを全力でやっていない人ほど嘆いたり、不満を言っていたりすることが多いような気がします。以下のチェックリストで確認してみてください。

<チェックリスト>
□具体的に行きたい国、大学、選考科目まで調べてますか?

□その大学のOB、OGには何人会って話を聞きましたか?
□帰国後にやりたい仕事、ビジョンは具体的かつ明確ですか?

□それは会社にどういうメリットをもたらしますか?
□TOEFL、IELTSのスコアは十分ですか?

□社費選考の志望動機は何人に添削してもらいましたか?

□上司、役員、選考関係者へのアピールや社内政治上での営業は行いましたか?

偉そうに書いてますが、自分も留学前はほとんどできていなかったと思います。ただ、これだけやれることはあるわけですから、現状を嘆いたり不満を言ったりする暇があったら上記のアクションを10回でも20回でも繰り返して実現に近づけることです。全力でやり尽くしても社費を獲得できなければ納得もいくと思います。そもそも、上記の項目を全力でやり尽くして合格できないとは思いませんが。。

一見、自分の力では影響を及ぼすことができないと思われる3つの外的要因ですら、自らの発想や働きかけ次第では内的要因として変えていくことだって不可能ではないと思います。MBAで世界に行けば、たかがこれくらいのことをやり切る人間はたくさんいます。いかに成功するまで諦めずにやり続け、やり切るか。ぜひ海外留学の実現に向けた闘志と、成功ビジョンを明確に描いて夢を叶えていただきたいと思います。