受験勉強

MBA情報収集の仕方

「大学情報はどこから得られますか?」「どこの大学を受けようか悩んでいます」というような質問を受けることがよくあるので、いくつかツール・方法などをご紹介したいと思います。

まず情報収集をする時期のアドバイスとしては、受験勉強を始める前がおススメです。受験後半になるとご自身のお仕事はもちろんのこと、TOEFL、GMAT、Essay 、Interviewなどやることが山ほど出てきます。勉強本格的に始める前にある程度の大学情報は集め、目星をつけておく方が良いと思います。志望校の選定はもちろんのこと、社費留学の方はすべり止め校の選定までやっておいた方がベターです。

サマリー

①大学HP

②MBAランキング

③ビジネスパラダイム

④大学説明会

⑤卒業生訪問

⑥キャンパスビジットここに本文を入力

 

①大学HP

当然のことではありますが、自分が行きたいと思っている大学、興味がある大学のHPをチェックします。大学の特徴、カリキュラム、人数、男女比、出身国の構成など、どんなネット情報よりも詳しく正確に記載されているはずです。全て英語表記ですが、Readingの練習だと思ってポジティブに読みあげましょう。自分が知りたいことが書かれているので、案外スムーズに理解できるものです。

②MBAランキング

個々の情報ではなく、どんな大学があるのかを横断的に知りたいという方は、まずMBAランキングを見てみると良いかもしれません。有名なところでいくと

・FTランキング

http://rankings.ft.com/businessschoolrankings/global-mba-ranking-2018

・QSランキング

https://www.topmba.com/mba-rankings/global/2018

これ以外にもたくさんのランキングが出ていますのでネットでチェックしてみてください。

正直、ランキングの正当性は定かなものでないと私は思っています。MBA後の給与の増加率や就職率など、ランキングするための要素、項目は主催者側でいかようにも調整できてしまうため過度にランキングを意識する必要はないと思います。大まかな大学のブランド力、人気を知るための参考情報として活用するのが良いと思います。網羅的に大学の存在を把握するために活用してみてください。

③ビジネスパラダイム

https://www.business-paradigm.com/mba/country.html

横断的に大学を知るツールとして有効なサイトです。大学の特徴や卒業生のコメントなども記載されており、とても参考になります。ただし、ヨーロッパの大学に重きが置かれているため、アメリカやアジアなどの大学を探している方はあまり参考にならないと思います。

 

④大学説明会、⑤卒業生訪問

年に数回、大学合同の説明会が開催されます。各大学の採用担当者や卒業生がそれぞれのブースを構え、受験候補者に説明をしてくれます。大学パンフレットなども貰えられています。

https://www.topmba.com/events/qs-connect-1-2-1/asia/tokyo

メリットとしては、採用担当者に直接会ってアピールできるチャンスです。選考基準や日本人在籍生徒数など具体的な話を聞くこともできます。担当者は大体が泊まり日本に来ているので、翌日に個別面談を申し込んだら対応してくれる大学も中にはあるかもしれません。

また、一番のメリットはなんと言っても卒業生と人脈を形成ができる点です。大学パンフレットやHPの情報より、実際にその大学を卒業された方のリアルな声を聞く方が何十倍も有益であると私は思います。ブースが混んでいると思うように話が聞けなかったりもするので、そんな場合は名刺交換をして翌日以降に御礼とご挨拶メールを送りながら、次回直接お会いして詳しく話を聞きたいとアポイントを入れるとみるといいと思います。大抵の卒業生は快く引き受けてくれるはずです。

このように繋がって体験談を聞いておくと、Interview の際に有利になると思います。例えば、卒業生の〇〇さんの話を聞いて、〇〇な経験ができる、または〇〇な特徴のこの大学のカリキュラムを受けてみたいと思った、というように説得力を持って面接でアピールすることが可能になります。会った卒業生の人数が多ければ多いほど精度が高まり、説得力も増すと思います。単に詳しい情報を得るためのものだけでなく、先を見据え、選考でのアピールポイントになるような活用を意識してみましょう。

⑥キャンパスビジット

最後にご紹介するのはキャンパスビジットです。コスト面、時間面で最もハードルが高いので敬遠される方が多いと思いますが、私は本当に行きたいと思った大学ならば絶対に現地へ見に行った方がよいと思っています。

確かに受験期間の真っ最中に行くのは勉強の妨げになってしまう可能性もあるため、受験勉強を開始する前、もしくは受験後半で行くことをオススメします。例えばInterview を兼ねてキャンパスビジットに行ったり、複数合格を貰った大学へビジットに行ったり、最終決定する時などタイミングは様々です。

私自身は合計4つの大学にキャンパスビジットを行いました。2つのビジットは受験勉強を始める前で、海外旅行も兼ねてアメリカに行きました。残りは合格を貰った大学へのビジット、最後は選考のInterview を現地に受けに行くと共に行なったキャンパスビジットです。

メリットとしては、在校都市の様子を肌で感じることができます。アクセス、治安の良し悪し、キャンパスの雰囲気など自分の目で見て、肌で感じてでしか掴めない感覚です。自分が1年もしくは2年と住む場所なわけですから、とても重要な要素だと私は考えます。

次に、在校生に会うことができるという点です。日本にいれば日本人の卒業生に会えますが、現役生には現地でしか会えません。実際にどんな人達が大学に集っているのか、世界各国の生徒と触れ合うことができるのも大きなメリットです。運が良ければ、実際の授業に参加させてくれる大学もあります。そうすれば、教授にも会えますし、どんな感じで授業が行われるのかも分かります。

なぜ、そこまで時間とコストをかけてキャンパスビジットを行う必要があるのか?という声が聞こえてきそうですが、私から言はせれば、「人生でたった一度しか行かないであろうMBAの大学選択をHPやパンフレット、人から聞いた話だけで決めてしまっていいんですか?」と逆に質問をお返ししたいと思います。答えがイエスの人であればキャンパスビジットに行く必要はありません。

ただ、大学に入学した後でこんなはずではなかった、思っていた大学と違ったと言っても後の祭りです。私はそんな後悔を絶対にしたくなかったのでキャンパスビジットを重視していました。

人それぞれの考え方や予算、時間の都合もあるため一概に押し売りはできませんが、私の個人的な意見としては、キャンパスビジットは絶対的におススメです!にぜひ皆さんも行ってみてください!!

ABOUT ME
ahitoworld
一部上場企業に勤めるサラリーマン。オランダのErasmus UniversityにてMBA(経営学修士)を取得。TOEFL19点という絶望的な英語力からスタートしたものの、社費留学の資格、MBA受験合格、MBA卒業をクリアして長年の夢を実現。微力ながらも、これから海外留学を目指す人、英語力がないけれど海外MBAを目指したい人の後押しができればと思い、これまで自分が夢を実現するまでに経験してきたことやノウハウ、失敗例などをお伝えするためにブログ開設。