MBA留学

MBA留学中のテスト対策

要約リスト

・過去問をかき集める

・過去問をやりまくる

・英語の回答文案を暗記してしまうくらい問題を解く

・パターンを身につける

・英語でのアウトプットを意識する

受験期間中のTOEFL、GMAT対策も大変でしたが、MBA在学中のテストはさらに大変でした。なんせ点数を取らないと単位が取れない→卒業できないというシビアな状態に陥ってしまうからです。

一般的に日本の大学は入学するのが難しいけど卒業するのは簡単と言われますが、海外はその逆で、入学はしやすいけど卒業するのが難しいと言われております。私自身もそう思います。(もちろん大学によるので一概にはいえませが、、)

大学によって様々ですが、私が行っていた大学は4つのタームに分かれており、各タームで期末テストがありました。一部科目では、テストではなく期末レポートであったり、研究プレゼンで評価されるものもありましたが、基礎科目が中心となるターム1、2はほぼ全てにテストがありました。

何が最悪かって、うちの大学はほとんどのテストが記述式の筆記試験だったのです。「このご時世でペーパーの記述式かよ!?」と思いましたが、大学の定めなので仕方がありません。テスト時間は平均3時間程度。腱鞘炎になるんじゃないか、というくらいひたすら書きまくります。

何を隠そう、私は一発目のターム1で赤点を3つも取ってしまいました。もはや絶望的な結果で、アドミッションオフィスに呼び出されました。そこで衝撃的事実を告げられるのですが、あと1個赤点を取ってしまったら強制退学になるとのことでした。えぇーーー!?確かに大学規則を見てみるとそう書いてありました。そんなの先に言っといてくれよーーー!と思いましたが時すでに遅し。もう毎日死ぬ気で勉強しました。これ程まで追い込まれて勉強したことはありません。

結果、ターム2以降では1つも赤点を取ることなく無事できたので今では笑い話になりますが、当時は只ならぬ悲壮感が漂っていました。

この苦い経験を元に、テスト勉強の反省点、対策をご紹介します。

まず反省点としては、インプットばかりの勉強になっていたことです。具体的には教科書やプリントを読んだり、ノートを見返したりなどに重きを置き過ぎていました。単にアウトプット型の勉強が足りなかったのです。ただでさえも英語ができない上に、記憶力が悪い私にとって英語記載の文書を眺めてインプットだけ行っても頭に残るはずがなかったのです。

以上を踏まえ、私がターム2から行った対策としては、とにかく過去問をやりまくるという戦法です。まず、ありとあらゆるネットワークを使って卒業生から定期テストの過去問や演習問題と、その答えをかき集めました。恐らくここまでやった同級生はいないと思います。(そもそも、皆そこまでしなくても点数を取れるからでしょうけど笑)

そして、回答を暗記するぐらい何度も何度も問題を解き、アウトプットを意識しながら英語を書きまくりました。何度もこの学習を繰り返していくと、回答のテンプレートや自分なりのパターンが見えてくるので、色んな問題に対しての適応力が養われます。ある程度、書きまくって覚えてからは、口頭で空で言えるように練習しました。とにかく、アウトプットすることに重きを置いて英語力のなさをカバーしたのです。

最後に、もう一つ大事なことですが、恥を恐れずに教授や頭のいい同級生に分からないことをドンドン聞くべきです。赤点3つ取って追い込まれてから、ようやく積極的に周りに聞くようになりましたが、もっと最初から分からないことを聞いて事前に潰しておくべきだったと反省しています。

余談になりますが、英語が苦手な人は大学を選ぶ時の基準として、卒業のしやすさ、単位の取りやすさなどを卒業生に確認しておくことをオススメします。ハーバードなどのトップスクールはもちろんのこと、特にスペインの大学やスイスのIMDなんかも大変という噂を耳にします。MBAに入学することが目的ではなく、卒業することが最終目的なわけですから、英語が得意でない人は注意しても良いかもしれません。

今日はMBAのテスト対策に関するご紹介でした。

 

 

ABOUT ME
ahitoworld
一部上場企業に勤めるサラリーマン。オランダのErasmus UniversityにてMBA(経営学修士)を取得。TOEFL19点という絶望的な英語力からスタートしたものの、社費留学の資格、MBA受験合格、MBA卒業をクリアして長年の夢を実現。微力ながらも、これから海外留学を目指す人、英語力がないけれど海外MBAを目指したい人の後押しができればと思い、これまで自分が夢を実現するまでに経験してきたことやノウハウ、失敗例などをお伝えするためにブログ開設。