MBA留学

MBAグループワークでアジアvs南米の戦い?

海外留学中は、全ての授業にグループワークでの課題、発表などが設けられていました。時にはメンバーと対立することもあれば、口をきかないほど喧嘩することもありました。各タームや授業ごとにチームは変わりますが、私が経験したチームで最も印象に残っているのは、2週間に渡るコンサルティングプロジェクトの時のチームです。メンバーは合計6人。インド、ペルー、メキシコ、オーストリア、中国、日本というチーム構成でした。

このプロジェクトの概要は、大学が提携している企業から課題が付与され、MBAの生徒達がリサーチ→分析→戦略→ソリューションの提案までを行うというものです。私たちのグループは、ネット広告において中小企業に対する売り上げを伸ばすにはどうすればよいか?というお題が与えられました。

結論からいうと、チームワークは崩壊寸前、最後のプレゼンもスカスカな内容しかまとめられず、クライアント企業の担当者の反応もイマイチの評価をいただいてしまいました。今回は、この具体的な事象を紹介していきたいと思います。

くれぐれも、ご注意いただきたいのが「◯◯人はこうだ!」というような話をしたいわけではありません。例えば、一般的に「インド人や中国人はいい加減だ」など国民性を一括りに表現されることもありますが、私はMBA後には考え方を改めるようになりました。なぜならば、本当に1人ひとりの個性が様々だからです。例えば、同じインド人でもいい加減な人もいましたが、逆にものすごく丁寧で優しい人もいましたし、真面目で誠実な人もいました。

MBAを通じて世界各国の1人ひとりと向き合えたことで、「◯◯人は◯◯」というような先入観、固定概念を改めるきっかけになりました。なので、今回のお話もほんの一事例として捉えていただければと思います。

この時のコンサルプロジェクトのチームでは、結果的に下記のような構図で議論が繰り広げられました。主にプロジェクトの進め方や考え方に大きな相違がありました。

中国人+日本人

VS   ←インド人(仲介役)

オーストリア人(たまに対立)

メキシコ人+ペルー人(よく対立)

この時は、結果的に南米vsアジアという構図で対立することが多かったのです。私と中国人のメンバーが35歳と比較的年配であったことも影響していたかもしれません。その他のメンバーはほとんどが20代後半でした。

私が一番ストレスを感じたのは、メキシコ人、ペルー人が目の前の議論ばかりに目を向けていたことです。いつまで経っても机上の議論を繰り返し、完璧なSolution、Analysis を導き出そうとしていたのです。

それに対して中国人と私は、教室内にProblems の解決策やヒントがないことは分かっていたので、議論はほどほどにして、仮説をある程度定めたらさっさとカスタマーインタビューや市場調査に出かけて、トライ&エラーを繰り返しながらプロジェクトを進めていくべきだと主張していたのです。そもそも、私と中国人のメンバーは2週間という短い期間で結果を残さなければならいというスケジュール感を強く意識していました。他のメンバーはスケジュールよりも提案の完成度、理想を求め過ぎていたように感じます。

特に全体把握やスケジュール管理、計画性などの能力が驚くほど欠けていたことにはビックリしました。放っておくと、目の前の議論だけに注力し、そもそも話し合っていた本筋からどんどん逸れていくのです。また厄介なのが、彼らは非常に英語が達者なのです。そんな彼らを論破、納得させられるほどの英語力が私にはなかったことが余計にもどかしさを募らせました。絶対こんな進め方は違っていると思っても、彼らを正して導くだけのリーダーシップを英語では示せなかったことに自分の情けなさを感じました。

そんな中でも、私なりに工夫したことがありました。前述のように、議論があまりにも本筋から逸れるので、今話し合っている議題、その議論の目的をディスカッションを始める前にみんなからコンセンサスを取り、ホワイトボードに記載したのです。

また、本日の議論を始める前にタイムスケジュールを書き出すようにしました。今日のミーティングの終わり時間を定め、逆算する形で何時までにこのトピックの議論を終えるのか!というようにスケジュールを見える化したのです。

そうすることで、議論が本筋から逸れそうな時にはホワイトボードを指差して本線へ戻せるようになりました。ディスカッションの前に、みんなでコンセンサスを取っているため、私の拙い英語でも納得して言うことを聞いてくれるようになりました。

逆に反省点としては、もっと全体スケジュールを見えるかして、具体的なTO DOリストとして提示してあげれば良かったと思っています。そうすれば、無用な言い争いを避けることもできただろうし、みんながスケジュール感を意識した上で効率的なグループワークができたのではないかと反省しました。

以上、MBAでのグループワークを通しての経験談でした。